2ヶ月以上続く咳の原因、突き止められていますか?

治らない咳には、理由があります
風邪が治ったはずなのに、咳だけがしつこく残る。市販薬を飲んでも改善しない。
そんな「長引く咳」に悩まされていませんか?
一般的に、咳が8週間以上続く場合は「慢性咳嗽(まんせいがいそう)」と呼ばれ、風邪とは別の病気が原因である可能性が極めて高くなります。
咳が長引くと、睡眠不足や体力消耗だけでなく、「重大な病気のサインを見逃している」危険性があります。
当院は、内科の専門的な視点から、その「治まらない咳の理由」を正確に突き止め、適切な治療へと導きます。
なぜ「長引く咳」は専門医に相談すべきなのか?
自己判断は禁物。隠れた病気を見逃さないために
長引く咳の原因は一つではありません。喘息、COPD、アレルギー、胃酸の逆流など、多岐にわたります。
- 気管支喘息、咳喘息、COPD(特に喫煙者)などの、咳そのものが主症状となる病気(呼吸器系の問題)
- 慢性副鼻腔炎(後鼻漏)、胃食道逆流症、結核、肺がん、特定の高血圧の薬の副作用などの、他の病気が咳を引き起こしているケース(呼吸器系以外の問題)
これらは、原因によって治療法が全く異なります。
誤った自己判断で時間を浪費せず、専門的な検査で正確に原因を特定することが回復への第一歩です。
「素朴な疑問」をスッキリ解消!長引く咳 Q&A
- 「長引く咳」と「普通の風邪の咳」はどう見分ければ良いですか?
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咳が続く期間が大きな目安となります。
- 急性咳嗽(3週間未満):ほとんどが風邪やインフルエンザなどの感染症が原因で、自然に治ることが多いです。
- 遷延性咳嗽(3週間〜8週間):風邪の後の炎症が残っている場合や、病気が隠れている可能性が出てきます。
- 慢性咳嗽(8週間以上):風邪が原因である可能性は低く、喘息や逆流性食道炎など、何らかの基礎疾患が関わっていると判断します。
咳が8週間続いたら、迷わず専門医にご相談ください。
- 気管支喘息の咳と、咳(せき)喘息の咳は違うのですか?
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はい、異なります。
- 気管支喘息の咳: 「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音(喘鳴)を伴い、息苦しさがあります。
- 咳喘息の咳: 喘鳴がなく、咳だけが続きます。しかし、放っておくと約3割が本格的な喘息に移行すると言われており、早期の治療が必要です。
「咳だけだから大丈夫」と判断せず、専門医による診断が不可欠です。
長引く咳診療の安心3ステップ
原因を特定し、患者さんの生活を取り戻します。
COPDの治療の目標は、残された肺機能を守り、病気の進行を食い止め、症状を緩和することです。
1. 詳細な問診と正確な原因の特定
いつからどのような時に咳が出るのか、また喫煙歴やアレルギーの有無などを詳しくお伺いした上で、胸部X線検査を行い、結核や肺炎、肺がんといった肺そのものの病変が隠れていないかを迅速に確認いたします。
2.原因に応じた治療
治療の基本は、症状を緩和し、病気の進行を遅らせることです。
咳の原因が特定できたら、それに基づいた専門治療を開始します。
- 胃食道逆流症の場合:胃酸の分泌を抑える薬による治療を行います。
- 咳喘息の場合:吸入薬を中心に、気道の炎症を鎮める治療を行います。
- 副鼻腔炎が原因の場合:鼻や喉の炎症を抑える治療を行います。
3.治療効果の評価と再発予防
症状が改善しても、再発しないように治療を継続することが大切です。
- 生活指導:原因となっているアレルゲンや刺激物(タバコの煙、冷たい空気など)を避けるための生活指導を行います。
- 服薬指導:薬の正しい使い方、特に吸入薬の効果的な使い方を丁寧に指導します。
長びく咳をコントロールする「3つの生活のヒント」
湿度を意識した環境づくり
空気が乾燥すると気道が刺激されやすくなり、咳が出やすくなります。
特に就寝時は、喉や気道の乾燥を防ぐことが重要です。
加湿器を使い、部屋の湿度を50~60%に保ちましょう。
咳を誘発する刺激物を避ける
咳の原因となる刺激は極力取り除くことが大切です。
アルコール、冷たい飲み物などの刺激が咳を誘発する場合がありますので、なるべく控えましょう。
そして禁煙が何よりも重要です。タバコの煙は気道を直接傷つけ、咳を悪化させます。
急な温度変化を避ける
冷たい空気を吸い込むと、気道が収縮し咳発作を起こしやすくなります。
夜間に布団から急に出るなど、急激な温度変化は避けてください。
また寒い季節に外出する際は、マスクを着用して冷たい空気を直接吸い込まないようにしましょう。
こんなサインを見つけたら
「明日こそ病院に行こう」と思いながら放置していませんか?
- 咳が3週間以上続いている。
- 動いた時や夜中に息苦しさを感じるようになった。
- 家族や周囲に喫煙者がいる、またはご自身に喫煙歴がある。
「長引く咳」は、必ず原因が隠れています。
自己判断で済ませず、当院にご相談ください。