はいえん

肺炎

咳や発熱が続く方へ

咳が止まらない…それ、ただの風邪じゃないかも?肺炎を知って安心の備えを

咳き込む女性

なぜ今、肺炎について知っておくべきなの?

肺炎は、細菌やウイルスが肺に感染して炎症を起こす病気で、実は、日本人の死亡原因の第5位 (高齢者ではさらに上位) に入る、決して侮れない病気です。

始まりは「ただの風邪かな?」と思われがちですが、悪化すると入院や重症化のリスクがあるため、早期の気づきと適切な対応が非常に重要です。

当院では、咳や発熱といった初期症状から、レントゲンや迅速な検査を行い、早期診断と適切な治療で重症化を防ぎます。

「素朴な疑問」をスッキリ解消!肺炎Q&A

どんな症状が出たら「肺炎かも」と疑うべきですか?

以下の症状が「長引いている」「急に悪化した」場合は要注意です。

  • 激しい咳や痰:特に、膿のような色のついた痰(黄色や緑色)が出る場合。
  • 高熱・寒気:38℃以上の高熱が続き、悪寒(寒気)を伴う。
  • 息苦しさ:呼吸が速い、息切れがする、胸が痛い(特に呼吸時)。
  • 倦怠感:体がだるく、食欲がない。

高齢者の場合、熱が出ないまま「元気がない」「食欲がない」といった非典型的(分かりにくい)な症状だけで肺炎が進行することもあります。少しでも異変を感じたらご相談ください。

肺炎って、風邪や気管支炎とどう違うんですか?

簡単に言えば、炎症を起こしている「場所」が違います。

症状名炎症の主な場所重症度(一般的)
風邪鼻やのど(上気道)軽度
気管支炎気管や太い気管支中等度
肺炎肺の奥にある肺胞重度(重症化リスクあり)
肺炎は誰でもかかる病気ですか?

はい、誰でもかかる可能性がありますが、特に注意が必要な方がいます。

  • 高齢者:免疫力が低下しているため、感染しやすく、重症化しやすい。
  • 基礎疾患(持病)のある方:糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患(COPDなど)を持つ方は、リスクが高まります。
  • 免疫力が低下している方:過労やストレス、喫煙習慣がある方。

特に高齢者の肺炎は、入院治療が必要になることが多いため地域のかかりつけ医として、普段から健康状態を把握し、予防を重視しています。

肺炎診療の安心3ステップ

1. 迅速な原因特定と診断

咳、発熱などの症状を詳しく伺い、以下の検査で診断を確定します。

  • 胸部X線検査(レントゲン)
    肺炎の有無、炎症の広がりをその場ですぐに確認します。
  • 血液検査/迅速抗原検査
    炎症の程度を把握するとともに、ウイルスや細菌の特定を迅速に行い、治療方針を決定します。

2. 原因に応じた適切な治療

肺炎には、細菌・ウイルス・誤嚥(ごえん)など、いくつかの原因があります。
まずは原因を見きわめ、その方に合った治療を進めていきます。

細菌が原因の場合は抗菌薬(抗生物質)を使用し、体内の細菌を抑える治療を行います。

また、咳がつらいときは咳止め、痰が出にくいときは去痰薬、熱があるときは解熱剤など、症状をやわらげる薬も併用します。

3. 入院・連携体制(重症化リスクの回避)

初期の肺炎は外来で治療が可能ですが、重症化のリスクが高い方や、症状が進行している場合は、地域の連携病院とすぐに連絡を取り、入院治療へと移行できる体制を整えています。

肺炎を予防するために今日からできること

肺炎を予防することは、健康寿命を延ばすことにもつながります。
当院では以下の予防対策を推奨しています。

予防接種で守る力をつける

肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンは、重い肺炎を防ぐうえで特に効果的です。
高齢の方や持病のある方は、感染すると重症化しやすいため、定期的な接種で「体を守る準備」を整えておくことが大切です。

肺炎を防ぐための“誤嚥しない習慣づくり”

高齢者に多いのが、飲食物や唾液が誤って気管に入り、細菌が肺に運ばれる誤嚥性肺炎です。
誤嚥は日々のちょっとした習慣や体調の変化でも起こりやすく、放っておくと重い肺炎につながることがあります。そのため、普段の生活の中でできる予防の工夫がとても大切です。

  1. 食事の姿勢を気を付ける
    食事の際は、背筋を伸ばしてやや前かがみの姿勢を意識しましょう。
  2. 口腔ケアを徹底する
    食後の歯磨きやうがいで、口の中の細菌を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防につながります。
  3. 喉や舌の筋力を保つ
    最近では、カラオケや歌唱トレーニングなど、声を出す活動が舌や喉の筋肉を鍛え、嚥下機能の維持・改善に役立つ可能性があることも報告されています。無理のない範囲で、好きな歌を口ずさむ習慣も取り入れてみましょう。

こんな症状があったら、すぐにご相談ください!

  • 発熱や咳が4日以上続いている。
  • 咳がひどくて夜眠れない、または胸が痛む。
  • 息苦しさを感じ、安静にしていても治まらない。
  • 高齢者で、急に食欲や活気がなくなった。

「ただの風邪かな?」と自己判断せず、以下の場合はならしの共生クリニックにご相談ください。

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