症状がないまま進行するサイレントキラー。早期治療が、未来の健康を守ります。

「まだ大丈夫」、その油断が、将来の大きな病気を招く原因に。
生活習慣病は、高血圧、脂質異常症(高コレステロール)、糖尿病など、日々の食生活や運動不足、喫煙などの習慣が原因で発症する慢性的な病気の総称です。
最大の特徴は、初期にはほとんど自覚症状がないことです。
しかし、水面下で血管をじわじわと傷つけ、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞、腎不全といった命に関わる重篤な合併症を引き起こします。
ならしの共生クリニックでは、内科の専門的な視点から、血液検査や生活指導を通じて生活習慣病を早期に発見・管理し、患者様が健康で活動的な日々を長く送れるようサポートします。
なぜ「生活習慣病」を内科で継続的に管理すべきなのか?
血管の老化を防ぎ、命に関わる合併症リスクを回避するために
脂質異常症の治療目標は、数値の改善だけでなく、動脈硬化の進行を食い止め、脳や心臓を守ることです。
高血圧、高血糖、高コレステロールが揃うと動脈硬化が急激に進行するため、これらのリスクを一つずつ低減することが、脳梗塞や心筋梗塞といった合併症の予防に直結します。
また、この病気は自覚症状が少ないため、症状がないからといって治療をやめてしまうと、数値はすぐに悪化します。そのため、継続的な検査と薬の調整が必要です。
「素朴な疑問」をスッキリ解消!生活習慣病 Q&A
- 3大生活習慣病が引き起こす具体的なリスクは何ですか?
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以下のような疾患があります。
疾患名 主な合併症(リスク) 血管への影響・特徴 高血圧 脳卒中(脳出血)、心不全、腎不全 常に高い圧力がかかり、血管の壁が傷つく 脂質異常症 心筋梗塞、狭心症、脳梗塞 血管内にコレステロール(プラーク)が溜まり、血管が狭くなる 糖尿病 網膜症、腎症、神経障害(3大合併症) 高血糖が全身の細い血管を傷つけ、失明や透析に至る - 症状がなくても、薬を飲み続ける必要はありますか?
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はい、必要です。
多くの生活習慣病治療薬は、症状を改善するためではなく、血管を保護し、合併症を予防するために服用します。
薬を飲むことで数値が良くなっても、それは薬が効いている証拠であり、自己判断で中断すると、再び静かに血管が傷つけられ始めます。
薬と生活改善を両立させ、目標値を安定して維持することが大切です。
生活習慣病診療の安心3ステップ
薬と生活改善で、リスクをトータルで管理します。
当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルと目標値に合わせた、無理のない治療計画をご提案します。
1. 正確な診断とリスクの評価
健康診断の結果や症状の詳細を確認し、現在のリスクを総合的に評価します。
- 血液検査
血糖値(HbA1cを含む)、コレステロール値(LDL/HDL)、中性脂肪、肝機能、腎機能など、合併症のリスクにつながる指標を網羅的に測定します。 - 血圧測定
正しい方法で血圧を測定し、家庭血圧記録の重要性もご説明します。
2. 治療と継続的な調整
治療は、高血圧、脂質異常症、糖尿病のいずれにおいても、薬物療法と、患者様が実行可能な生活指導を組み合わせて進めます。
薬物療法では、症状、年齢、合併症の有無などを考慮し、患者様に負担の少ない薬を選定し、目標値の達成を目指します。
これと並行して、生活指導として、高血圧に必須な減塩や、糖尿病における厳密なカロリーコントロールを含む食事指導、運動療法、禁煙など、薬の効果を最大限に高めるための具体的な指導を行います。
この際、患者様が継続できるよう、小さな目標設定からサポートいたします。
3. 徹底的な合併症予防とフォローアップ
高血圧、脂質異常症、糖尿病は症状の有無にかかわらず、定期的な検査で血管の状態を守ることが非常に重要です。
治療目標が達成された後も、定期的な血液検査で数値をチェックするとともに、薬の影響を監視するために腎機能や肝機能の状態を監視します。
また、高血圧による腎機能低下の兆候がある場合や、糖尿病の網膜症リスクが高い場合、心臓への負荷が重い場合など、専門的な評価が必要な際は、眼科や心臓血管外科などの専門医療機関への連携も速やかに行います。
生活習慣病をコントロールする「3つの生活のヒント」
薬物療法と並行して、日々の習慣を見直すことが、病気の進行を食い止める鍵となります。
「減塩」と「カロリー調整」を徹底する食事
- 高血圧対策
塩分は血圧を上げる最大の原因です。薄味に慣れ、加工食品や外食の利用を減らすなど、1日6g未満の減塩を目指しましょう。 - 糖尿病・脂質異常症対策
糖質や脂質の過剰摂取は、血糖値とコレステロール値の悪化に直結します。野菜や海藻類を先に食べ、血糖値の急上昇を防ぎましょう。
無理なく「継続できる」運動を見つける
運動をすることで、血管の状態を改善し、血圧・血糖値・脂質値すべてに良い影響を与えます。
特別な運動でなくても、毎日30分程度の早歩きや、エレベーターを使わずに階段を使うなど、日常の活動量を増やすことが重要です。
血管に負荷をかける原因となる喫煙・飲酒をやめる
喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化を急激に悪化させるため、治療の成功には禁煙が不可欠です。
一方、アルコールについては、過度の飲酒が血圧上昇や中性脂肪の増加を招きますので、節度ある飲酒量(適量)を心がけるか、休肝日を設けるようにしましょう。
こんなサインを見つけたら
「忙しいから」と検査や受診を先延ばしにしないでください。
- 健康診断で「要精密検査」や「要治療」と指摘された。
- ご家族に脳卒中や心筋梗塞になった方がいる。
- 最近、急に体重が増減した、または喉が異常に渇くと感じる。
これらは体からの重要なサインです。気になる症状があれば当院にご相談ください。
ならしの共生クリニックは、地域の皆様の健康寿命を延ばすための、継続的なサポートを提供します。