【膝の寿命を延ばす】「水が溜まる・階段が辛い」を根本から支える保存的治療

変形性膝関節症とは?
立ち上がる時や階段の昇り降りで、膝に「ズキッ」とした痛みを感じることはありませんか?
それは、膝関節のクッションである軟骨がすり減り、炎症が起きる変形性膝関節症の代表的な症状です。
膝関節は、大腿骨(太もも)と脛骨(すね)、そして膝蓋骨(お皿)から構成されています。
変形性膝関節症は、軟骨が摩耗することで骨同士が直接ぶつかり合うようになり、骨の変形や強い痛み、関節の変形(O脚など)を引き起こします。
この疾患は、初期には動き始めの痛みで済みますが、進行すると関節内に「水(関節液)が溜まる」ようになり、膝が腫れて曲げ伸ばしが困難になります。
ならしの共生クリニックでは、画像診断で軟骨の状態を詳細に評価し、痛みを早期に抑えつつ、膝を支える筋肉を再構築する「歩ける喜びを支える保存療法」に全力を注ぎます。
なぜ「変形性膝関節症」の早期診断と早期治療が重要なのか?
膝は体重を支える最も重要な関節の一つです。軟骨の摩耗が一定ラインを超えると、急激に変形が進行するため、早期の介入が「一生歩けるかどうか」の分岐点となります。
すり減った軟骨の破片が関節包を刺激することで、炎症が起きて水が溜まります。早期にこの炎症を鎮めることで、軟骨のさらなる摩耗を抑制します。
さらに膝が痛いと動かなくなり、膝を支える「大腿四頭筋」が急速に衰えます。
筋肉によるサポートを失うと膝への衝撃が直接骨に伝わるようになるため、早期からの専門的リハビリが不可欠です。
骨そのものが大きく変形してしまう前に、正しい重心のかけ方や歩き方を習得することで、人工関節手術を回避できる可能性を最大限に高めます。
「素朴な疑問」をスッキリ解消:変形性膝関節症Q&A
- 膝に溜まった水を抜くと、癖になると聞いたのですが本当ですか?
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それは誤解です。
水が溜まるのは「膝の中で炎症が起きているから」であり、水を抜くことが原因で癖になるわけではありません。
むしろ、炎症を起こしている液をそのままにしておくと、その液自体が軟骨を傷める原因になります。
当院では「なぜ水が溜まるのか」という根本原因(炎症)を治療することで、自然に水が溜まらない状態を目指します。 - サポーターはずっとつけていても大丈夫ですか?
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体重が1kg減るだけで、歩行時に股関節にかかる負担は3kg以上軽減されると言われています。
しかし、無理な食事制限は筋力を落としてしまいます。
当院では、リハビリテーションを通じて「動ける体」を作りながら、効率よく関節への負担を減らす生活アドバイスを行います。
変形性膝関節症診療の安心3ステップ
ならしの共生クリニックでは、科学的データに基づいて「今、膝の中で何が起きているか」を共有します。
症状の詳細な評価と画像診断
軟骨の摩耗度を徹底分析します。
X線(レントゲン)検査で関節の隙間やO脚の進行度を確認します。
これにより、患者様一人ひとりに最適な治療プランを立案します。
症状に応じた保存的治療の選択
「痛みの除去」と「膝を支える機能の再建」を車の両輪として進めます。
- 薬物療法・ヒアルロン酸注射
強い炎症を抑えるお薬に加え、関節の滑りをスムーズにし、残っている軟骨を保護するヒアルロン酸の関節内注射を効果的に行います。 - リハビリテーション
理学療法士が、膝を支える天然のサポーターである「大腿四頭筋」のトレーニングを個別指導します。足首や股関節のストレッチ、正しい歩行フォームの修正を行い、膝への負担を根っこから減らすことを目指します。
多様な選択肢と高度医療連携
「手術しかない」と諦める前に、最適な「次のステップ」を共に考えます。
保存療法を継続しても十分な改善が見られない場合でも、選択肢は手術だけではありません。
当院では、炎症を抑え関節機能の改善を図る「再生医療(PRP療法など)」を検討いただけるよう、専門の提携病院と連携しています。
もちろん、痛みが強く手術(人工膝関節置換術など)が最も生活の質を上げると判断される場合には、実績豊富な専門病院を速やかにご紹介します。
「手術、再生医療、あるいは保存療法の継続か」多様な選択肢の中から、納得のいく最善の道を一緒に選んでいきましょう。
変形性膝関節症をコントロールする「3つの生活のヒント」
日常生活の中で、膝の摩耗スピードを遅らせるための秘訣です。
1. 「減量」が最強の治療薬
歩行時には体重の約3〜4倍の負荷が膝にかかります。わずか2〜3kgの減量でも、膝にとっては10kg近い負担軽減になり、痛みが劇的に改善するケースが多くあります。
2. 床生活を卒業し「椅子・ベッド」へ
布団から起き上がる、床から立ち上がる動作は、膝を深く曲げる必要があり、関節を最も痛める動作です。
生活を洋式(椅子、ベッド、洋式トイレ)に切り替えるだけで、一日の膝へのダメージは大幅にカットされます。
3. クッション性の高い靴と「靴底」のチェック
踵の外側ばかりがすり減った靴は、膝の変形(O脚)を助長します。
クッション性の高いウォーキングシューズを選び、定期的に靴底を確認しましょう。
必要に応じてインソール(足底板)を作成し、足元から膝を支えることが有効です。
こんなサインを見つけたら
膝の違和感は、「将来の歩行」を守るための警告です。
- 階段の昇り降り、特に「降りる時」に膝に強い痛みを感じる。
- 膝が腫れて熱を持っており、左右で大きさが違う。
- 正座をしようとすると膝の裏や前が突っ張ってできない。
これらのサインがあれば、ぜひ一度当院にご相談ください。「もう歳だから」と諦める前に、リハビリと正しいケアで膝の寿命は確実に延ばせます。
ならしの共生クリニックは、皆様がいつまでも軽やかな足取りで過ごせるよう、専門的にサポートいたします。