ひざはんげつばんそんしょう

膝半月板損傷

膝のひねりで痛みや引っかかりを感じる方へ

【膝の引っかかりを解消】半月板損傷の保存療法とリハビリによる機能再生

膝半月板損傷とは

急な方向転換やスポーツ時の衝撃、あるいは加齢による変化で、膝の中で「コリッ」という音とともに痛みを感じたことはありませんか?
それは、膝のクッションである半月板(はんげつばん)が傷ついているサインかもしれません。

半月板は膝関節の間にあり、体重を分散させ、関節を安定させる役割を持つ三日月型の軟骨組織です。
損傷すると、膝の曲げ伸ばし時に引っかかるような痛みが出たり、ひどい場合には膝が特定の角度で動かなくなる「ロッキング」という状態に陥ります。
特に中高年の方の場合、明らかな怪我がなくても、日常生活の些細な動作で「変性断裂」を起こすことがあります。

ならしの共生クリニックでは、MRIによる精密な診断で損傷のタイプを特定し、組織の自然治癒力を引き出しつつ、周囲の筋肉で膝を支える「身体に優しい保存療法」を提案します。

なぜ「膝半月板損傷」の早期診断と早期治療が重要なのか?

半月板は一度損傷すると、部位によっては血流が乏しいため自然治癒しにくいという特性があります。
そのため、初期の対応がその後の膝の寿命を決定づけます。

損傷した半月板が関節の中で「ささくれ」のようになり、他の健やかな軟骨を傷つけてしまうことがあります。
早期に炎症を抑え、安定させることで、将来的な変形性膝関節症への移行を防ぎます。

また、膝が動かなくなる「ロッキング」を繰り返すと、関節包や靭帯が硬くなり、慢性的な可動域制限を招きます。
早期に適切な徒手整復やリハビリを行うことが、スムーズな動きを取り戻す鍵です。
昔はすぐに手術(切除)が行われることもありましたが、現在は「できるだけ残す」ことが推奨されています。

当院では、半月板への負担を分散させるための専門的なリハビリ戦略を早期に立案します。

「素朴な疑問」をスッキリ解消:膝半月板損傷Q&A

半月板は、一度切れたら手術するしかないのでしょうか?

必ずしもそうではありません。

半月板の外側(血管が通っている領域)の損傷であれば、保存療法で治癒する可能性もあります。
また、断裂があっても痛みの原因が周囲の筋肉や炎症にある場合は、リハビリや注射で症状が劇的に改善することも多いです。
当院では「画像上の損傷」だけでなく「実際の痛み」を重視して治療方針を決定します。

痛みがある時は、サポーターや包帯で固定した方が良いですか?

急性期でグラつきや強い痛みがある場合は、一時的な固定が有効です。

ただし、長期間固定しすぎると筋肉が痩せ、関節が硬くなってしまいます。
当院では、痛みのレベルに合わせて、「守りながら動かす」ための最適なサポーター選びと運動法をアドバイスします。

膝半月板損傷診療の安心3ステップ

ならしの共生クリニックでは、最新の知見に基づき、可能な限り「自分の組織」を残す治療を追求します

症状の詳細な評価と画像診断

損傷の場所(血流の有無)と断裂の形を、ミリ単位で把握します。

当院ではMRI検査を重視し、断裂の形態(縦断裂、水平断裂、横断裂など)を詳細に評価します。
また、膝をひねるテストなどの徒手検査を組み合わせ、その痛みが本当に半月板由来なのかを慎重に診断します。

症状に応じた保存的治療の選択

炎症の沈静化と、膝のクッション機能を補う体づくりを同時並行で行います。

  • 薬物療法・関節内注射
    痛みと腫れが強い場合は、消炎鎮痛剤やヒアルロン酸注射を行い、関節内の摩擦を軽減します。
  • リハビリテーション
    膝関節のグラつきを抑えるため、太ももの筋肉(大腿四頭筋)だけでなく、お尻や体幹の筋力強化を行います。また、「膝が内側に入らない(Knee-in)」ような正しい動作指導を行い、半月板への剪断(せんだん)ストレスを最小限に抑えます。

 外科的治療への移行判断と連携

「温存」が難しいと判断した場合は、速やかに次のステップへ繋ぎます。

保存療法を継続してもロッキングを繰り返す場合や、スポーツへの早期復帰を希望される場合、縫合術が適応となる新鮮な断裂の場合は、手術(関節鏡下手術)を検討します。
その際は、関節鏡手術の実績が豊富な連携医療機関へ速やかにご紹介し、術後のリハビリテーションは再び当院で責任を持って継続できる体制を整えています。

膝半月板損傷をコントロールする「3つの生活のヒント」

傷ついた半月板をいたわり、これ以上の悪化を防ぐための日常の心がけです 。

1. 「深くしゃがみ込む」動作を避ける

和式トイレの使用や雑巾がけなど、膝を深く曲げ切る動作は、半月板に最大級の負荷(圧迫力)をかけます。椅子やベッドを利用し、膝の屈曲角度が深くならない生活環境を整えましょう。

2. 急な「方向転換」に注意する

足先を固定したまま上半身だけを捻る動作は、半月板が最も苦手とする動きです。方向を変えるときは足先から一歩踏み出し、「足と体を一緒に向ける」癖をつけることが再発防止に繋がります。

3. 足首と股関節の柔軟性を保つ

膝は「股関節」と「足首」に挟まれた関節です。上下の関節が硬いと、そのシワ寄せがすべて膝(半月板)に集まります。入浴後のストレッチで足首や股関節を柔らかく保ち、膝にかかる負担を分散させましょう。

こんなサインを見つけたら

膝の「異変」を無視せず、組織がボロボロになる前にご相談ください。

  • 階段の上り下りや椅子から立つ時に、膝の中で「パキッ」と嫌な音がする。
  • 膝が急に動かなくなり、激痛とともに「何かが挟まっている」感覚がある。
  • スポーツ中に膝をひねってから、お皿の横あたりがずっと腫れている。

これらの症状は、半月板が限界を迎えているサインかもしれません。「まだ歩けるから」と無理を重ねるのが一番の禁物です。

ならしの共生クリニックは、皆様の大切な膝のクッションを守り、再び自由に動ける喜びをサポートいたします。

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